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■大槻香奈の日記■

【NEWS】ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエにて大槻香奈個展「家」開催

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2017年1月7日より、ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエにて大槻香奈個展「家」を開催いたします。
少女、蛹モチーフを経て、今回はカオスラウンジ企画の「家」をテーマとした展示になります。
作家活動10周年、第一回目の個展をぜひご覧下さい。

会期:2017年1月7日(土) – 1月29日(日) ※月曜休廊(1月9日はオープン)
会場:ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエ
〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F
開廊時間:15:00-20:00

その他詳細、また作品についてのお問い合わせはこちらまで→http://chaosxlounge.com/wp/archives/1933

〜〜〜

大槻香奈の個展『家』を開催します。

2007年から活動を開始し、「少女」をメインモチーフとした作品で知られる大槻は、美術家としてもイラストレーターとしても注目を集め、精力的に活動を続けるアーティストです。

常に、自らが身を置く「現代」や「現実」に対して思考をめぐらせ、絵を描くことによって応答を試み続けてきた大槻の作品は、2011年の震災をひとつの大きなきっかけとして、ゆっくりと変遷を遂げてきました。

本展では、「家」をテーマにした新作を中心に構成されます。「家」は、これまで大槻作品のなかで一種の「空虚」の象徴として扱われていた「少女」や「蛹」といったモチーフから連続するものであると同時に、人間や生物ではなく、それらを包み込むことで守りながら、時には閉じ込め縛り付ける、無機的な「容れ物」「殻」でもあります。

2017年で活動10周年迎える大槻の、新たな展開をぜひご高覧ください。



信仰と呪詛  大槻香奈

私は今回「家」を描く。家モチーフに惹かれた理由は、それが自分の中で「空虚」の象徴として存在しているからだ。空虚に関心があるのは、私が生まれてから今まで、特に日本に暮らしていて自分自身やその周りに纏わりついてきたものだからだ。空虚ときくと寂しいイメージがあるかもしれないが、空虚の形を、絵を描くことで確かめ続けてきた事で、それはただ当たり前に存在するものとして、またそれと向き合う事で、これまで生きて来れたような気がしている。
私は空虚というテーマから、突然「家」モチーフに辿りついた訳ではない。空虚を象徴するものは自分の中にいくつかあって、それらを「から」と呼んできた。「から」は「空」「殻」と書く事もあった。そしてそれは、これまで自分の絵の中で「少女」や「蛹」として表れる事が多かった。いずれも生命を生む為の装置、卵のニュアンスを含んでいて、その殻(外見)を描き、空っぽかもしれないし、そうでないかもしれない中身について考え、描いていた。
しかし家は、これまで描いてきた少女や蛹と違って生物ではない。より「から」感のあるモチーフである。家そのものは単なる容れ物のようなもので、そこに人が住めば中身を与える事が出来る。しかし中身があっても、それがうまく機能しているとは限らない。家族や仲間と暮らし、外側からみればいかにも家らしい形(家庭)を保っていても、機能させる事を考えていなければ、その形を保つ事は出来ず、いずれ内側から崩壊する。家は少女や蛹と違って、時の流れの中で勝手に成長する事は無いのだ。
私は今回、家の中身について描くつもりはない。外側の、殻でしかない空っぽの家を描きたいと思っている。よって今回の展示に特別なメッセージ性はないかもしれない。空の殻が描かれているだけだ。けれどもそこに家があれば、考えざるを得ない何かがある。これからを生きていく中で、私達のほとんどは家に住むだろうし、必ず帰る場所としてあるだろう。それはホッとする事なのかもしれないし、一種の呪いのようなものかもしれない。家とは私達にとってどう存在していて、どうあって欲しいものなのだろう。
どうとでもあり得る殻、空虚に触れる装置としての「家」を描き、展示する。

【NEWS】櫛木理宇 著 「209号室には知らない子供がいる」装幀画担当



櫛木理宇さん著「209号室には知らない子供がいる」の書籍装画を担当致しました。
皆様ぜひお手に取ってご覧下さい!

【内容紹介】
209号室の葵は、ほら、あなたのすぐ側に。人気作家が描くホラーミステリー。

リバーサイドに建つ瀟洒なマンション。
209号室には、少年「あおい」が住んでいる……。

やりがいのある仕事を辞め、専業主婦となった菜穂。
夫は家のことは何一つせず、気が向けば子供の遊び相手になる程度。
「これじゃまるで大きな子供ね」といらだちが募っていたある日、
209号室に住む「葵」という名の美少年が現れる。
葵は息子の遊び相手を務め、ありがたく思う菜穂だったが、次第に夫までもが子供のような奇妙な振る舞いを始め……。
自分の力でマイホームを購入し、理想的な年下夫も手に入れた亜沙子。
妻と死別した、憧れの上司と結婚した千晶。
妹に彼氏を寝取られ、慰謝料をもらって新たな人生を踏み出した和葉……。
一見「ちゃんとして」見える女たちは、しずかに歪み、壊れていく。
……209号室の少年、葵によって。
そして、209号室のオーナー、羽美の周りでも奇怪な出来事が起き始め……。
これは呪いか、人災か。女の業が交差する、ホラーミステリ決定版。
http://amzn.to/2iiE00p

【NEWS】伊丹のギャラリー創治朗にて大槻香奈個展「神なき世界のおまもり」開催

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約1年ぶりに伊丹のギャラリー創治朗にて個展を行います。
今年春から冬にかけて行ってきた個展の総括ともなる展示になります。
みなさまぜひご覧下さい。

2016年12月13日(火)~12月28日(水)
12~19時開廊

◆​レセプションパーティー
12月13日(火) 19~21時

※不定期の休廊日がございます。
16日(金)~20日(火)、26日(月)


会場:創治朗 -contemporary art gallery-
664-0851
兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F
(阪急伊丹より徒歩約6分・JR伊丹より徒歩約9分)​

tel: 072-773-3910
mail:gallerysojiro@gmail.com
web: http://gallerysojiro.wix.com/sojiro
twitter: @sojiroARTprdc

■趣旨

このたび創治朗では、大槻香奈(Kana Ohtsuki b.1984) 個展『神なき世界のおまもり』を開催いたします。
弊廊では2015年末~2016年年始にかけての個展『おやすみからのおはよう』から1年を経て、2回目の個展開催になります。

2015年末の東京での大規模個展『わたしを忘れないで。』で語られた<中心を失った世界>という表現テーマは、この1年をかけて
掘り下げられその先の展開が模索され、アップデートが施されてきました。
今展は今年11月に開催された東京 白白庵での個展『空家と蛹器』の要素を踏まえながら、
1年前から展開している路線を再構成する試みとなります。

2016年の作品づくりの中で、大槻のもっとも代表的なモチーフである少女ポートレートは、
従来と比べて絵具の材料的質感やランダムな描線、作画過程で偶然的に生じる効果などを前面に出し、
不確定的な雰囲気をもった“曖昧輪郭線”という新しいシリーズが登場しました。
また、さなぎ=少女 というはっきりした主要モチーフが作品に占める位置もやや控えめになり、
かわりに<蛹と器と家>という 容器的なもの/うつわとなるもの/空虚な空間を内包するもの を描くことが次第に前景化しました。

それは絵画世界の中で中心の点に立つ主人公的存在の後退とも見え、
風が吹き抜けるような<からになった>空間そのものの存在を強く感じさせます。

われわれ見る者を絵画世界の中へと導き入れる存在が希薄になったその世界では、
そもそも世界全体に統一性をもたらしているもの=神も、もはやそこにはいないことがほのめかされています。

神の気配の断片である<おまもり>だけがかろうじて残っている場所。
おまもりにとっての中心であり力の供給源であったはずの神が去った、からになった世界でおまもりが果たせる役割とは何なのか。
今ではぬけがらとなったおまもりには、わたしたち一人一人がみずからその拠り所を与えるしかないのではないか。

こうした考えをめぐる中から、大槻が発見し、かたちにしてきたものを集約します。
この機会にぜひご高覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

——

【NEWS】新井素子著「星へ行く船」シリーズ完全版 第3巻発売

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表紙を担当させて頂いている、新井素子さん著「星へ行く船」シリーズの新装・完全版 第3巻「カレンダーガール」が発売になりました。
みなさまお手に取ってぜひご覧下さい!



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1・2巻はこちら↓
http://ohtsuki.blog102.fc2.com/blog-entry-772.html

【NEWS】本屋発の文芸誌「草獅子」vol.1 装幀画に大槻香奈作品「再製回路」を提供

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東京・赤坂に拠点を置く古書店・双子のライオン堂が文芸誌『草獅子』を創刊。
その装幀画に、大槻香奈の2015年作品「再製回路」を使用して頂きました。
皆様ぜひお手に取ってご覧下さい。

【公式サイト】http://soushishi.liondo.jp/

・価格:1,800円+税
・予約購入には、ポストカードがついてきます。(公式サイトおよび当店予約のみ!)
・予約購入に限り送料無料
・2016年11月23日前後に到着予定

【創刊号特集】
終末。あるいは始まりとしてのカフカ

辻原登 山城むつみ 室井光広 川島隆 頭木弘樹

逮捕――『訴訟』より/カフカ、頭木弘樹訳
不気味なもの/M・ブロート、種村季弘訳

<掌編小説の宇宙 絲山秋子の世界>

<創作・論考>
暁方ミセイ 荒木優太 井口時男 くれよんカンパニー
仲俣暁生 堀田季何 村形明子 松村真理 ほか

表紙装画 大槻香奈
組版設計 中村圭佑(ampersands Inc.)

【NEWS】アートコンプレックスセンター東京にて「2016年の風景画展」開催

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この度は「2016年の風景画展」と題し、若手作家6人による風景画展を行います。
風景をテーマとした展示は、「2014年の風景画展」にはじまり、今回が3回目となります。
参加メンバーは国内外でいま活躍する美術作家やイラストレーターなど、
「絵」という括りの中でも様々なジャンルに位置する作家達です。
絵画教室の行う展示会や、また小中学校等の教育の現場で描くようなものと近い心構えで風景画を制作し、
作家が日頃見ている純粋な視点を楽しんで頂けましたら幸いです。
また作家の普段の作品と照らし合わせる事で、作家と作品への理解がより深まる事を願います。
どなた様もどうぞお気軽にお越し下さい。

<会期>
2016/11/29(tue)-12/11(sun) 月曜休館
11:00-20:00(最終日は18:00まで)
2F ACT5

<会場> The Artcomplex Center of Tokyo
東京都新宿区大京町12-9 2F ACT5
03-3341-3253

【参加作家】
agoera
浅川慎一郎
Ayako Ono
大槻香奈
げみ
中比良真子

【展示詳細】
http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT165/landscape.html

【NEWS】東京・白白庵にて大槻香奈個展「空家と蛹器」(あきやとようき)開催

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東京・青山の白白庵(旧neutron)にて、大槻香奈個展「空家と蛹器」を開催いたします。
今回は器を中心とした陶芸作家さんほか、様々な方々とコラボレーションの展示となります。
みなさま是非お越し下さい。

[日 程] 2016年11月12日 ( 土 )〜27日 ( 日 ) ※木曜休
[時 間] 午前11時 - 午後7時
[会 場] 白白庵

「空家と蛹器」(あきやとようき)
絵を描こうとする時、私はまず無意識の領域から形にし、そこから自分は現代をどう見ているかを探る事が多い。
絵はいかようにも解釈可能なため、その都度いま社会に向けて作られるべき作品とは何かを考え、それを言葉にし、
展示を行っていたりする。
しかし今回は、いちど「現代(いま)」というワードから離れて、自分の絵に潜む「日本的」なるものを、
過去作品も含め見直していきたいと思っている。作家としてのこれまでの歩みをシリーズ毎に見せつつ、
これまで自分がテーマとしてきた「蛹」「少女」「家」「器」に焦点を当てて展示をいたします。

【協力出展作家】

・田川 亞希 TAGAWA Aki(陶芸 / 東京) https://www.facebook.com/profile.php?id=100003094874071
・伊豆野 一政 IZUNO Kazumasa(陶芸 / 東京) http://www.tokyohineruhito.com
・星川 あすか HOSHIKAWA Asuka(陶芸 / 東京) http://hoshias.jimdo.com
・新見 麻紗子 NIIMI Masako(陶芸 / 千葉) http://masakoniimi.wixsite.com/home
・KALA mirror work(ミラーボール / ベルリン) http://www.kala.space
・田村 一 TAMURA Hajime(陶芸 / 秋田) http://idsc-akita.net/teshigotokurashigoto/teshigoto_tamura.html


【企画・しつらえ】
・石橋 圭吾 ISHIBASHI Keigo (白白庵|有限会社ニュートロン)

【NEWS】名梁和泉著『マガイの子』装画に「この地に生まれて」作品提供

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名梁和泉著『マガイの子』装画に、大槻香奈2008年作品「この地に生まれて」が使用されました。
みなさまぜひご覧下さい!



【第22回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞後第一作】

===
「ナバリ・イズミ神話大系」とも呼ぶべき独自の、魅力的な宇宙観。その新たな切り口から噴出する、新たな謎〈ミステリー〉と恐怖〈ホラー〉に戦慄せよ。
――綾辻行人
===

僕の姉は「取り替えられた」魔物なのか? 「マガイ」のおぞましい真実とは

「山に棲む『紛(まがい)』という魔性の獣が里の子供を攫って喰らい、己の子とすりかえる」「『紛』の子は見かけは人間だが、長ずるに従って徐々に獣の本性を表し、里に災いをもたらす」
現代社会では迷信扱いされる民話だが、鞍臥の人たちは今でも、心のどこかで信じている。なぜなら、あたしがその「マガイの子」だからだ――。

いまは東京で美大生をしている坂見風哩は、8年前に「お山」で従兄が惨殺された現場に立ち会っていた。従兄の死体は獣に食われたようだったが、風哩には事件時の記憶がない。腫物のように扱われる田舎を出たものの、不穏な出来事が周りで続いている。セクハラ教授とのトラブルで訪れた風変わりなスクールカウンセラーとの話で、夢に見る「マガイ」のことをついしゃべってしまい……。
一方、まだ鞍臥に住んでいる高校生の弟・怜治は、8年前に姉を助けてくれた円藤老人が、砂原という謎の研究者と最近共にいるのが気になっている。砂原ら「聖泉協会」の人間は「お山」の「磨崖仏」を調べているというのだが……。

【著者について】
●名梁 和泉:(なばり・いずみ) 1970年、東京都生まれ。明治大学卒業。現在、会社員。
2015年、『二階の王』で第22回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉を受賞し、デビュー。

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【NEWS】新井素子著「星へ行く船」シリーズ完全版 1・2巻装画担当

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新井素子さん著「星へ行く船」シリーズの新装・完全版(全5巻)が発売、その装画を担当致しました。
1・2巻同時発売となります。
みなさまお手に取ってぜひご覧下さい!

 

↑こちらから購入できます。

【本の内容】
新井素子の人気シリーズを新装・完全版として刊行スタート!
森村あゆみ、19歳。〈ちょっとした事情〉で地球を捨て、火星へ家出中。
宇宙船に乗って無事に地球から出航したと思ったら、怪しげな男たちと同室になってしまい、やっかいな事件に巻き込まれて――!?
表題作ほか、きりん草とそれに関わる人たちを描いた「雨降る星 遠い夢」、水沢総合事務所へあゆみが就職する前のエピソードを描いた書き下ろし「水沢良行の決断」、新あとがきを併録。

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【NEWS】名古屋Theater Cafeにて個展「OKA-ERI」開催

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9月3日より名古屋のTheater Cafeにて大槻香奈個展「OKA-ERI」を開催いたします。
みなさまぜひお越し下さい!

「OKA-ERI」
家がいかにして家として機能する「家」となっていくのかということ、それは私自身を見つめる事にとても近いものです。生まれ育った家にいた時の感覚をもとに制作した作品を中心に、またそこから派生した作品群を発表します。

会期 9月3日(土)~9月26日(月)
料金 要1ドリンク(500円)注文

●オープニングパーティ 
日時 9/3(土)17:00- 
料金  1000円(1ドリンク付) 

※こちらの展覧会・作品についてのお問い合わせはTheater Cafeまでお願い致します。

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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