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■大槻香奈の日記■

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【NEWS】大槻香奈個展「空の殻(からのから)」大阪DMO ARTSにて開催

karanokara


8月5日より大阪のDMO ARTSにて個展を開催いたします。
場所はLUCUA 1100のB1です。
皆様ぜひお越し下さい。

【期間】8/5 wed.-8/25 tue.
【時間】10:00〜21:00 ※最終日のみ18時閉廊
【場所】DMO ARTS(http://www.dmoarts.com

【オープニングレセプション】8/8 sat.18:00- 
どなた様もご参加いただけます。作家も在廊いたしますのでお気軽にどうぞ。

※個展期間中に阪急うめだ10Fのうめだスークにて行われるアートフェスにも参加しております。
こちらと合わせてぜひチェックしてください!
http://ohtsuki.blog102.fc2.com/blog-entry-736.html
※作品のお問い合わせはDMO ARTSまでお願いいたします。

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「空の殻」(からのから)
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2007年より作家としての活動を続け、今年で8年目になる。
私の作品は全て「蛹(さなぎ)」という概念で説明する事が出来、
制作において最も重要なテーマとしてある。
蝶の蛹を、「幼虫の死」と「成虫の生」とが同居しているものだと考えてみる。
幼虫は蛹室の中で身をドロドロに溶かすので、どこから幼虫の死がはじまって、
どの段階から成虫(新たな生)として捉えられるものなのか、外側から
観察してみても分かる事ではない。
生と死が捉えどころの無いものとしてありながらも、ひとつの生命体として
ただそこに「存在」している…、
そう考えると現代を生きる人達の多くはとても「蛹的」な気がするのだ。
.
蛹というテーマが作品に色濃く出て来たのは震災以降だった。
震災後、日本が生まれ変わる希望のイメージとして、蛹のモチーフを作品に
意識的に取り込んだ。私たちはいま蛹の時代を生きていて、
いずれ蝶になるための準備期間なのだと…。
しかしいま、私が日本で感じている漠然とした空虚さは、例えるなら空っぽの
蛹の中にいるような感覚なのだ。希望の象徴だと思っていた蛹の中身が
空っぽだった事に、なんとなく気付いてしまったのである。
震災から4年経ってみえてきたのは、日本はきっと確固たる「アイデンティティ」
(蛹の中身)を、戦後ずっと探し求めているという事だった。
.
それは蛹に例えられる「思春期の少女」の姿にもよく似ている。
私自身も少女時代を過去に過ごしたが、空虚さの中で必死にもがいて生きている感覚は、
現代の日本に生きる感覚と近いように感じられた。
現代日本は蛹的であり、また少女的なのだ。
あらゆる可能性を秘めていると信じたいが、まだ何者でもない存在。
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しかし、この空っぽの蛹(日本)の中でも、私たちは確かに存在している。
この空虚さは誰のせいでもなく、私たちそれぞれひとりの人間は、常にこの世界で
「どう生きるか」を問われ、答え続けていかなければならない。それが生の実感なのだ。
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私にとって、この蛹の殻の中で作品をつくるという事は、現代や私たちの姿を映す「鏡」を
つくるような感覚なのだ。どこかで現代の日本の姿を捉えていること。
そこに確固たる何かを見つけて貰えたのなら、作者として幸いである。
それはきっと、いずれ蝶になりうる蛹の中身となるかもしれない。

大槻香奈

※画像「空の殻(からのから)」2015年 100×100cm キャンバス・アクリル

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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