KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

20101005

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恐怖心を抱きながら生きる、描く。
最近はなんかそんな感じだ。

2009年まではそんな事は無かった。
怖いというより苦しかった。
もちろん、それらの深さと同じ分の楽しさや幸福感も持ち合わせているから、
日々生きて描いていられるのだけど。

何に対しての恐怖心なのか。考えてみた。

以前から度々書いているが、やはり何だかんだ人生は自分の意志ではないものに動かされているという事だ。
というよりむしろ、意志を手放して自然の声を聴いているような状態を自ら選択しているというべきか。
これが何ともふわふわしていて怖い。
強い意志は良くも悪くも自分を安心させる。
だけど絵を描いていて、いつもなんだかそういうものが邪魔をして
真実に辿り着けないでいるような気がしていて、なんかそういうのを辞めたいと思ったのだ。

もちろん、幸せの為に何かをする事は素直で美しいが、
ふと我に返ると馬鹿馬鹿しく思える時があるのはなぜだろう。
こういうところで嘘がつけない自分の性格がやっかいだなと思うけど、今更仕方が無い…

私は不幸を感じながら絵を描こうとは全く思わないし、自然に身を任せて
その時なりの考えや空気を感じながら物を創りたいというのが一番にある。
それは突如降りかかる不幸・不運もそのまま当たり前のように受け入れていく、
という姿勢・意志とイコールでもある。

自然を生きたいのだ、たぶん。
幸せとか不幸とか、常識や世間体にとらわれて生きることが必ずしも美しいとは思わないからだ。
そういう世界よりももっと心が自由で、それゆえに素直な思考で人と関わりあえる場所があるはずだ。

そういう生き方は自分にとって苦しくない。そして気持ちいい。
だけどその反面とても怖い。
この先起こりうるであろう可能性をたくさん考えるようになった。
結局は考え事に行き着く…何が起こっても何とかなるんだろうけれど。
良い言い方をすれば脳内が充実しているとも言えるか…
とにかく頭がいっぱいいっぱいな今日この頃。

この世の中を生きていくために、良い場所を常に探し続ける事。
考える事をやめてしまったら、ここにしか居られないっていうのは自分にとってはやっぱり悲しい。

世界の広さを知るまでは、どこかに落ち着くことはよそう。
そして、内に篭もることなく絵で発信し続けていこうと、改めて心に誓った。

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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