KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

200100807

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最近は自分以外の人の死について考える事がよくあって。
自分の死を考える時よりももっと複雑な思いがあるようでいながら、
とてもシンプルに、廻る世界の一部の姿を垣間見たような気分にもなって、
ただただ不思議な気持ちになります。

人の死という事実だけがそこにあって、それに纏わりつく自分の考えや感情は
ふとした瞬間にどこかへ飛んでいって「無」のようになってしまう時がある。
私はその時、客観的に見てつまりはどういった状態でいるのだろうか。

おそらくは、「死」という自然現象に圧倒されているのかもしれない。

ポジでもネガでもない意味合いの、ただただ自然物としての「美しさ」がそこにあって、
私のような人間の思考や感情を、圧倒的なそれに当てはめるのは勿体無いと感じているのか、
もしくはその他人の死を、所詮は私の主観でしか解釈できない切なさがあったりするのかもしれない。
言葉に出来るようなものではないけれど。
私にとってたぶん人が死ぬことは、悲しい、より、客観的に見てただただ切ない。

それは、自分にどんなに親しい間柄の人がいたとしても、
完全に私はどこまでいっても私でしかない、という切なさと少し似ているのかもしれない。


夏になると色んな出来事を思い出します。

私の絵は年中夏服の人物が登場する確率が高いですが、
個人的に、夏服でしか表現出来ない事が確実にあるからだと感じています。
人生の中で限りなく自分は一人であると感じたとき、それはきっと危険を孕みながらも、
自分の中にある善悪が無くなって、一番純粋に物事がみれる時間でもあるのかもしれません。

その時間の為に、今日も私は絵を描いているのかもしれない、と思うのです。

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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