KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

社会と私の水平線

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絵のことを考えたとき、それは描こうという意識のもとではなく本当は無意識に創られた物体だと思う。
絵のコンセプトとは、その制作中の無意識を言葉にしただけで。
無意識に描かれた絵とはただ、いわば自分の生きてきた人生を何も考えずに全て他人に見せるようなもので。
無意識こそ純粋な心であって、でもだから常に私自身がいちばん自分の無意識にがっかりさせられる。
純粋に考えるという事は、そこから必ずしも美しいものが生まれる訳ではないし、
受け入れたくない自分の悪さも知る事になるからだ。

しかし、自分の無意識を見せてくれ、そして成長させてくれた自分の絵にとても感謝することがある。
「絵を描く自分」と「絵を見る自分」の二人が同時にそこにいて、
絵は絵を見ている自分自身よりももっと人間らしいもので、リアリティを持った生き物だと思う。
それを、他人の好き嫌いで判断されるのが絵の運命である事も知ってる。
だから絵を描いて発表するって事は、何かを期待してはいるけれども、
実際のところ絵を人に理解してもらえなかった場合は
その時は言葉で何を説明していようが、もうどうでもいいんだと。
いつでも絵を辞められるように、次の個展で絵は最後にしようと覚悟を持つこと。
私がやっている事はたぶんそういうことだって自覚しなきゃいけないと思う。
それで、世界の底辺と頂上を見ていられるようにもっと遠くへ行こう。

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ところで、地平線と区別するために水平線って言葉を使いたくて、それを英単語に変換したいのに、
どっちもhorizonしか表現方法は無いのかな。ちょっと寂しい。
昨日は10月のアメリカ展覧会に出す作品をようやく決めました。
あとちょっと、体調崩さずに頑張ろう…!

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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