KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

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「正しいこと」 と 「本当のこと」 がある。

「正しいこと」は他人と共有したがる傾向にある。
それが世の中に無ければ社会が成立しない。
社会的なルールや常識といわれるものもその一部。
正しいことは時代によって変化していく。

「本当のこと」を考えるとき、私は自然と子供のころを思い出す。
本当のことは口に出せなかった事が多い。
なぜならそれは正しいことではないことが多かったから。
ただ忘れてはいけないことは、本当のことは、
いつの時代も変わることなくそこにあるものだということ。
だって本当のことなんだから。
善悪で判断されるものではないし、それ以上が無い。

本当のことは自分自身の心で受け止めるしか無い。
それが生きていく中での試練であって、それが乗り越えられないと
たいがいは「正しいこと」で納得させて片付けようとする。
世の中はそれで良しとしてくれる。
でもそれは何の根本的な解決にもなってない事を
おそらく色んな人たちが無意識のうちに知っている。


正しいことは必要だけど、ただ悲しいことは、本当のことを考えずに正しさだけを追うということ。
そして「正しいこと」と「本当のこと」は、必ずしも手を繋がないということ。
ただどうしようもなく切ないのは、本当のことを受け止める為の器が小さすぎるということ。
そして正しいことがすべて真実だと思う者や組織による抑圧もまた。


だけど私は、少女には本当のことを受け止める力があって、生命に対する愛情を持ちながら
本当のことの為に試練に立ち向かうことができるはずだと思っている。
その点に関して言えば、おそらく母以上に強いものを持っているから。

それは幼い少女時代というものが、母親のように、
自分の産んだ子供を守ることを最優先事項として考える事をしないからである。
それは少女というものが、本質的に存在そのものが限りなく「ひとり」である少年と、
非常に近いところに位置しているからで、その「ひとり」であるという時期こそが
本当のことを本能的に感じながら生きている貴重な時間だと思うからだ。

少年が「ひとり」であるということに関しては、
少女はいつか子供を自分の中に身篭ることが出来るという点と比べて、
少年は大人になっても少年で、存在そのものが生まれもって孤独な生き物であると
私は考ているからで、それがもしかしたら犯罪者が男性に多い原因のひとつなのかもしれない、
とも考えている。


少女は母親になることで人生を二度生きるような気がする。
私は少女が母性を持ったとき、世界は少し動くんじゃないかと思っている。
そんな気がするだけ。
「本当のこと」はわかりません。
それが本当かどうか確かめたいから描いている。
だけど、そんな少女は確かに今この世の中に存在していると思っている。
だから、そんな事を思いながら「正しいこと」を絵に描きたくないのだ。
「本当のこと」が描きたい。
そして「本当のこと」を描いていて切なくなるようでいては駄目なのだ。


これが、今自分が言葉に出来る限界。
どういったらいいのかわからない。

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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