KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

「本質」と「現象」


hitori


久々に絵の近況報告。

長かった。
今年ずっと考えていた事に、やっと答えが出せました。

今年に入ってずっと「本質」の部分を表面的に(絵の上に)出すという難しさに悩んでいました。



私の描いている絵はほぼ、「本質」の上に乗っかった「現象」である事が多いのですが、
それが自分的に、なんかしっくりこなくて。

今までは「本質」を感じることが出来る「現象」を表現しようと思っていて、
実際、現象を表現していてもちゃんと絵の本質的な部分に触れてくれる人が、
少なからずともちゃんといて下さったので、
そういう方法で絵を描き続けるのもいいものだと思っていたのだけど、
今の時代の事を考えると、それだけじゃ駄目なんだという事に気づいた。


「現象」っていうのは、例えば流行とかもそうだと思うんだけど、
本質的なところを知らなくても人は非常に影響されやすいもので、
簡単に自分の中に取り入れられるものでいて、
それがその時どんなに熱を持っていてもその先自分の心の中に残りにくいもの、
(「流行」の文字どおり流れていくもの)であると思うのですが、
そいいう物よりも、本質的な部分をもっと分かり易く見せていく事は出来ないのかと考えてました。


絵の世界でいうならば最近似たような作家が多すぎるのも、
知らず知らず、私も含め、誰かが作った現象に乗っかっているだけなんじゃないかと思う。
(音楽もそうだと思うんだけど)

それを否定している訳では無いし(私自身娯楽も好きだし)
エンターテイメントとしてものを作る人がいていいのですが、
私自身は、もっと世の中の隙間に入って物を作っていけたらいいな、と感じました。
表現者こそが出来る事って時代の隙間を埋める事、また人の心の中の世界を広げる事なんじゃないか
と、個人的にはそんな気がするので。。



すこし話がずれたので、最初の話に戻すと、

本質を表現する難しさはもちろんの事、
表現できたとしても人に見てもらいにくい(理解されにくい)作品になってしまうので、
そうすると、幼い少女世代にも伝えやすい絵でありたいという私のテーマから
どうしても外れないといけなくなるような気がしていて、
何となく本質を全面的に表現した絵に一歩踏み出せないでいました。



しかし先日、親友との会話がきっかけで、何の前触れも無く突然答えが出せました。
これからの時代にきっと必要な事・伝えるべき感覚と、それをどう表現するかという事。

しかしいざキャンバスに向かうと、それを表現する為には長い時間を要する事に気づきました。
絵は頭に浮かんでいるのに、テーマが重くて精神力で負けそうになる。(決して暗い絵ではないのだが)

絵を描いていてこんなに苦しいと思った事は未だかつて無かったような気が。
(今まで頑張ってきたつもりだったけど何やってたんだ…)

しばらくは本気絵を描きつつ、その合間にちょこちょこ描いてて楽しい絵を描きつつ…
の繰り返しでいきたいと思います。




なんだか落ち込んでいるように見えるかもしれませんが、
今までの私の絵を認めてくれる人たちがいてれくれたからこそ、
この考えに行き着いたのだと思っています。
私の絵を良しとしてくれる方がいる事によって、
ますます自分の絵を疑ってかかれるので、奥深く前に進めます。

改めまして、絵を見てくださっている皆様にお礼を述べたいです。
有難う御座います。


私の計画では、あと10年かけて、新しいテーマに向けて地味に活動していくつもりです。
何とか、10年耐えれますように・・・・・

しばらく貧乏生活します。一ヶ月一万円(以下)生活。

それによって誰かに迷惑をかける事になってしまったらごめんなさい。
しかしこの先、必ず良い作品残します。
(言っちゃった。大丈夫だろうか。汗)

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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