KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

【NEWS】大槻香奈実験室その1「16歳少女ポートレートを描く」gallery nearで開催

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京都のgallery nearにて大槻香奈実験室その1「16歳少女ポートレートを描く」を開催致します。
詳細は以下をご覧下さい。皆様のお越しを心よりお待ち致しております。

期間:2014年8月15日(金) - 2014年8月27日(水) *8月21日(木)は休廊
開廊時間:12:00-22:00(最終日は17時まで)
会場:gallery near

展示詳細:http://blow-works.com/gallery/press/140815_0827.html


【大槻香奈実験室とは】

今回は私の様々な表現の試みの場として、通常の個展とは区別した形で「大槻香奈実験室」と題した個展番外編の
ようなものを開催いたします。日々制作をしていく中で、コンセプトのハッキリした個展とはまた違う、作品の表
現の可能性について自由に試す場が欲しいと常々考えており、自分の今までの表現を見直す意味もあり、このよう
な企画をスタートさせる事にしました。第一回目となる今回の主題は「16歳少女ポートレートを描く」です。
少女ポートレートはシリーズとして毎年描き続けていますが、今一度それらの作品の本質を見直し、様々な表現の
可能性を試してみたいと考えています。


【「16歳少女ポートレートを描く」について】

2009年よりポートレートシリーズを制作し始めて今年で5年目になる。描くのは決まって16歳の少女。これは、
気付けば私が自然と描き続けてきたモチーフだ。個人的な人生を振り返ってみれば16歳が一番多感な時期で、20
歳になった頃、その時の感覚を忘れないよう記録せねばという思いが生まれた。それは世の中にあるイラストや漫
画、アニメキャラクターに見られるような少女像に私自身が本当の意味で感情移入する事が無かったせいかもしれ
ない。特に芸術の世界で描かれる少女像は密室性が高く、閉じた世界観で美しく描かれる事が多かった。私はそれ
に憧れる気持ちや、そういった特別な世界が真実であって欲しいと思いつつもどこか釈然としない気持ちでいた。

「子供」であり「女性」でもあり同時に「母」にもなれるという、三つの全く異なる性質を同時に抱えていた16歳
の少女時代。何かひとつの答えを求められる時、子供の自分、女性としての自分、母的である自分が出す答えはそ
れぞれ違ったものになった。ここで重要なのは、それらが社会的役割としての違いだけでなく、生物的役割として
全く異なっているという点だ。それらがひとりの人間の中に混在する複雑さと不安定さは、外から見れば謎めいて
美しく見える事があるのかもしれない。しかし思い返してみれば少女だったかつての自分に謎などなく、自分の中
で起きている事は理屈として理解出来るものだった。ゆえに、一般的に少女という存在が単に謎めいた存在として
認識されている事に漠然とした不安を抱えていた。少女という存在がキャラクターとして一人歩きしはじめた時、
その本質はどんどん忘れられていくようだった。それは少女が少女である前に一人の人間だった事をも忘れられて
いくようであった。それは私にとってとても怖い事だった。

2007年に作家活動を始めた頃はそういった女性特有の(しかし極めて個人的な)苦しみを外に吐き出す為に少女
を描いていたが、やがてそのような感覚とは全く関係のない物事や自分の知る様々な事象などを全て少女の絵に込
めるようになった。そうして少女モチーフは私にとってあらゆる表現したい事の「器」となった。あるいは作品に
おける絵の具やキャンバスと同じ「素材」になったと言えるのかもしれない。少女モチーフを扱いさえすれば、私
はその時々表現したいものを形にする事が出来た。ポートレートシリーズは少女的苦しみを永遠に忘れずにいたい
という思いと、そこから解放されて生きたいという思いが混在してこのような形をとっているのだと自己解釈して
いる。

自分の認識する今の時代や世界について描く時、少女の形を借りて表現する事で絵の中の少女は本質的に少女では
なくなる気がした。そうして私はようやく少女時代に抱えていた苦しみから解放されたのだ。少女としての少女で
はなく、少女の形をした16歳の「人間」を描く事が出来るように感じたからだ。

今回は「16歳少女ポートレート」というテーマで表面的な技法の部分での様々な見せ方と、少女ポートレートに様
々なテーマを与えて表現の器をどれだけ広げられるのか、少女ならざるものをどれだけ表現出来るかの実験をして
みたい。それは私なりの、人間としての可能性の提示だ。


画像:「一」2014年 455×333mm ケント紙にアクリル

【NEWS】大槻香奈・中村至宏・永井綾「滅んでゆく、朝焼け、いつか」巡回展 京都gallery nearで開催

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今夏、今年3月に広島galleryGで行われた三人展「滅んでゆく、朝焼け、いつか」の、新作を交えた巡回展を行います。
今回はゲスト作家に高校生の弓葉を迎え、新たに展示空間を再構成いたします。
皆様ぜひお越し下さい。


■ 展覧会紹介 ■

「滅んでゆく、朝焼け、いつか」は、今年3月に広島のgalleryGで開催した三人展の、新作を交えた形での
巡回展になります。

少女を通して現代・人間社会・生命そのものを表現する大槻香奈、「すべてのものは流れている」世界の
無常観を表現する中村至宏、目に見えるありのままの世界を、独自の視点で捉え描き出す永井綾。
それぞれ平面を中心とした表現活動を行っています。

この展覧会は、はじまりとおわりを繰り返す日々とまだ見ぬ未来に想いを馳せるという意味でこのタイトル
としています。今回は三人のメンバーに加え、ゲストとして高校生の作家、弓葉(ゆみは)の作品を特別展示
致します。作家としての活動は今回の展示が初になります。弓葉は日常的に油画やドローイングを通して、
内に抱える感情や自身の置かれた状況を描き出しています。作品には様々なモノを登場させていますが、
モチーフとして深い思い入れがある訳ではなく、その時々の感情に合った強い必然性のもと、説得力を持った
形として絵に表れています。

今回の展示作家は、物事を客観的に見つめ、風景のように描くという点において共通しています。静かで強い、
絵画としての佇まいをどうぞお楽しみ下さい。


■ PROFILE ■

大槻 香奈 | Kana Ohtsuki

1984年生まれ、京都在住の美術作家。少女モチーフを通して、主にアクリル画で現代を表現している。
2007年より活動をスタート。国内外問わず様々な展覧会に参加し、国内では年に約一度個展を行っている。
2014年1月には、約100坪を有するThe Artcomplex Center of Tokyo地下1階スペースにて個展「生処に帰す」
を成功させた。
またイラストレーターとしても活躍の場を広げ、2013年には秋吉理香子「暗黒女子」や、東浩紀「クリュセの魚」
など書籍の装幀画も手がけ、「ILLUSTRATION 2014」にも掲載されている。


中村至宏 | Yukihiro Nakamura

1983年生まれ。絵画、イラストレーション、グラフィックデザイン、映像、音楽などさまざまな表現手法を用い
活動している。
あらゆる分野に共通して、無常観、孤独感を感じさせながら、深遠で広大な世界を表現している。
近年は絵画作品展示の他、イラストレーターとして「空中ループ」等のCDジャケットも手がける一方、自身の音楽
ユニットCalmloopとしての活動も行っている。


永井 綾 | Aya Nagai

1983年生まれ。広島在住の美術作家。
平面作品を中心に、目に見えるありのままの世界を、独自の視点と繊細な感受性で形にしている。
主に動植物、またはそれらを連想させるモチーフを描き出している。
2012年には同メンバーで三人展「祈らずとも春は来る」(gallery G)を行い好評を得た。

弓葉 | Yumiha
1997年生まれ。現在高校2年生。
日々油絵やドローイング等で自身の感情や置かれた状況について、また生きる事そのものについて描いている。
作家としての活動は今回の展示が初となる。

展覧会詳細はこちら→http://blow-works.com/gallery/press/140801_0813.html

DM画像 「畏れ」2014年 728×1030mm KanaOhtsuki ケント紙・アクリル・スプレー

【NEWS】ほしおさなえ×大槻香奈×九ポ堂 コラボレーション作品「140字小説活版カード・少女は鳥になりました」販売

少女は鳥になりました


小説家のほしおさなえ氏が日々Twitterで投稿する140字小説を、活版印刷カードでお届けする
シリーズ第3期として「ほしおさなえ×大槻香奈×九ポ堂」のコラボレーション作品が誕生しました。
タイトルは「140字小説活版カード・少女は鳥になりました」。

ほしお氏の140字小説に大槻が挿画を、九ポ堂が印刷を担当し、中身は全て名刺サイズのカードに
1枚1枚手作りで印刷されています。またほしお氏による少女に関するエッセイや、大槻の原画の
一部を切り取った「かみのはしこ」も封入され、豪華な仕上がりとなっています。(原画は特装版のみ)

箱に入った特装版【小説10作品・挿画4作品・エッセイ・原画】と、
ハーフサイズ【小説5作品・挿画2作品・エッセイ】は、ほしお氏・大槻セレクトのそれぞれ2タイプを販売。
特装版はなんと50部限定です。ぜひお手に取ってご覧下さい。


【通販はこちらから!「かみのはしこ」もお好きな柄を選ぶ事が出来ます】http://d.hatena.ne.jp/hoshio/20140723


•特装版 4280円
•ハーフサイズ 1980円

中身については以下の詳細をご覧下さい。(以下ほしおさなえ氏のツイートより抜粋)




























なお、こちらの作品は7月6日の京都・恵文社 文芸部イベントにて販売される予定です。
http://www.cottage-keibunsha.com/events/%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e4%bd%bf%e7%94%a8%e4%ba%88%e5%ae%9a-28/

皆様ぜひお越し下さい!

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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