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■大槻香奈の日記■

個展「みんなからのなか+」について

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大阪三越伊勢丹DMOARTSでの個展「みんなからのなか+」、毎日沢山の方にご覧頂いているようでとても嬉しいです。
最近初めてこの展覧会の存在を知った…という方に、こちらにて改めて、
自分の作品について紹介をしたいと思います。

私は普段、現代を生きて感じる事や、またその時々に自分が捉える「世界の形」を
「少女」モチーフを通して表現しています。
昨年から今年にかけて、私はそれらに加えて「蛹」というひとつのテーマを掲げて作品を制作しています。

東日本大震災以降、より良い変化が求められる時代の中で、私は「自らの意志を持って生まれ変わる」事の
イメージ化を試みていました。
そこで私は「蛹」というひとつの概念を見出しました。
地を這う「青虫」と空を舞う「蝶」、その全く異なる性質の間には「蛹」という期間が存在します。

蛹というのはいわば蝶を生むための卵で、本来ならば蝶が蛹の状態で産むことが望ましいのですが、
蝶にはその体力がないので、一度小さな卵で産んでから青虫として孵ってもらい、
青虫自身に栄養を摂らせて、自らまた卵の状態になってもらう事をするのだと考えました。
今回の展示では、日本が生まれ変わるイメージと、思春期の少女が自らの意思で大人になっていくイメージを
そんな「蛹」の性質と重ね合わせています。
蛹の殻のザラザラした表面のイメージや、蛹室内部のドロドロに溶解しているイメージが、
今回の作品には多く描かれています。
社会的、または個人的な事であっても、蝶を夢見ながら蛹を生きる私達の為の作品になっていれば…と思います。

ちなみに、「なぜ少女を描くのですか」とよく質問されるのですが、
少女は「子供」「女性」「母親」という、生物的に全く異なる3つの性質(可能性)を持ち合わせている存在で、
その為に器が大きく、どんなテーマでも少女を描くことで表現出来ると考えているからです。
今回はテーマである「蛹」の、宇宙を感じさせる神秘性と繋がる部分もあって、
よりいっそう、少女モチーフに深い思い入れを持って制作出来たんじゃないかな…と思います。

:::

今回の個展は、昨年neutron tokyoで開催された「みんなからのなか」という個展の
新作を交えた巡回展で、昨年掲げたコンセプトを元に制作された作品を展示しています。
お時間のある方は昨年のステートメントもお読みいただければ…と思います。
http://www.neutron-tokyo.com/gallery/schedule/1210/OHTSUKI_KANA/statement.html

↑昨年の文章ということもあり、補足情報をすこし書かせていただきます。
文中で「その段階(青虫)から蝶の姿になるまでのメカニズムは未だ解明されていない。」とありますが、
こちらはつい最近(今月!)解明されたようです。
若干神秘性が薄れてしまいましたが…いやでも、すごい事です。

今回の個展に出展する過去作品については、こちらの動画の解説をお読みいただければと思います。



今回展示している作品は以下のとおりです。

02:55~【みんなからのなか(立体作品)】
05:23~【ずっといい】
09:27~【蛹ののち+】
15:13~【夢を待つ街】

また08:03~にあるようなポートレートシリーズを今回の個展でも展示しています。
こちらは蛹の内部で身体の組織が新たに作られていくイメージと、
少女が子供から大人に生まれ変わるイメージを重ね合わせた作品になっています。

「みんなからのなか(立体作品)」につきましてはこちらにも解説が載っております。
http://ohtsuki.blog102.fc2.com/blog-entry-655.html

:::

もう少し作品について知りたいという方に…

先日visualogさんにて私のインタビューが公開されました。
自分の作品制作の根本的な動機の部分についても触れて下さっていますので、よろしければお読み頂けたら嬉しいです。
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「ある大槻香奈論:少女を描く人生は 幸せなのか 不幸せなのか」
http://mag.visualog.jp/blog/magazine/1382/

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大槻作品を見てモヤモヤしている方にオススメの記事だと思います。
ちなみに記事中にある「わたしの海について」詩画集はこちらからご購入いただけます。
興味のある方はぜひ。↓
http://cart05.lolipop.jp/LA02640755/?mode=ITEM2&p_id=PR00101540827



この展覧会は2013年8月6日までです。
みなさま是非お越し頂けると嬉しいです。
最新の情報はこちらをチェックしてみて下さい。→Twitter : @KanaOhtsuki



あ、、、

「さなぎちゃんトート」も使ってみてくださいね。
http://ohtsuki.blog102.fc2.com/blog-entry-676.html
よろしくです!^^***

【NEWS】"ART OSAKA" DMO ARTSブースより参加

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ホテルグランヴィア大阪にて開催されるアートフェアART OSAKA
DMO ARTSブースより大槻香奈が参加いたします。
現在、三越伊勢丹3FのDMO ARTSにて開催中の「みんなからのなか+」個展とあわせて是非ご覧下さい。


【期間】[プレビュー] 2013年7月19日(金) 14:00 - 20:00(プレス・招待者のみ)
     [一般公開 ] 2013年7月20日(土) 11:00 - 18:00 / 21日(日) 11:00 - 19:00

【場所】ホテルグランヴィア大阪


:::

ART OSAKA 2013は、実力派から若手まで現代美術を扱うギャラリー約50軒が、
作品の質はもちろん、展示の質にもこだわって作家の紹介をする、日本最大のホテル型
アートフェアです。
11回目となるART OSAKA 2013は、大阪の玄関口JR大阪駅に直結したホテル
グランヴィア大阪26階にて、7月20日(土)ー21日(日) [内覧会:19日(金)] の間、
開催致します。

ホテル型アートフェアであるART OSAKAは、お客様がギャラリーに足を運ばずとも
約50軒のギャラリーが一堂に集まっているので、各ギャラリーおすすめの作品を比較
しながらご購入頂け る便利さがあります。ホテル客室空間は、作家やギャラリストとの
距離も近く、直接お話しすることで、現代アートの新たな魅力を発見することもできる
でしょう。
フェア概要:http://www.artosaka.jp/

DMOARTSは、この「アート大阪」に初参加します。
ROOM 6311ではBEST OF DMOARTSのラインナップで、またROOM 6323ではチアキコハラが
部屋全体を使ったインスタレーションを制作します。

http://www.artosaka.jp/jp/gallery/g_6311.php

【NEWS】CINRA.STORE「さなぎちゃんトート」販売開始

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CINRA.STOREより「さなぎちゃんトート」の販売が開始されました。
少女と蛹をテーマに作品制作された「みんなからのなか+」個展にちなんだグッズです。

こちらから購入できます→http://store.cinra.net/item/detail?bookId=100000000021201&fb_action_ids=405029132938960&fb_action_types=og.likes&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582

pupaは英語で「蛹」、ラテン語で「少女」の意味。
そのふたつの、切っても切れない不思議な関係を絵にしています。
蝶を夢見ながら日々を過ごすためのトート、この季節はこれでぜひお出かけ下さい*

あわせて缶バッジもよろしくです!→http://store.cinra.net/item/detail%3bjsessionid=A18EA6EAB34890A2672862BEFEE3A73E.app01?bookId=100010000005903


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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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