KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

海の知らないところ

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海の知らないところ3 海の知らないところ4
海の知らないところ5




魚の群れと少女。
小さな事がなんだかどうでもよくなって、
狭い場所から心が開放されて自由になる。
ずっと前からの、何枚でも描きたくなる
私のお気に入りのモチーフ。

20100525

2010年も、もうすぐで半分過ごしたことになる。
早いようで、上半期は遅かった。
常に何かしていても、忙しくしていても、長い、長い時間を過ごしていたと思う。
何か乗り越えようとしている事がある時、時間はやっぱり長いです。
たぶん苦しいのでしょう。
毎日毎日が違う一日で、心の脱皮はまだまだ止まりそうにありません。

でも、ただ、成果が現れない日が続いても、誰かに焦らされる事があっても
それは構いません。
ただ長い時間を大事に、じっくり過ごす事を決めました。

今までにもそういう事が何度かあったけど、
ただ昔と違うのは、「耐える」事をしなくなった事。
耐える事は、時に自分を甘やかしてしまうようで、好きではない。
耐えていれば、何かすごく頑張ったような気になって、
それが努力することだと勘違いしてしまいそうになる。


最近私がやり始めたこと、
お気に入りのものをどんどん手放すという事。

自分の部屋にあるもの、とにかく手放す。
どんなに小さなものでも外に出す。
自分の手から放す。
可愛いものや、素敵なもの、おそらくもう手放したら二度と手に入らないもの、
それらが自分の一部ではない事が、最近わかったような気がした。
それらが、絵の資料になったり、何かに役立つものだと思っていたけど、
そうではないという事。

この部屋がからっぽになったら、何だか絵が描けそうな気がしている。
それはほんとうの意味で。たぶん。

でも、部屋はからっぽにはならないはずで、
最後に残っているものは何だろうと、それが自分で少し気になっているし、
ほんの少しだけ楽しみにしている。

色のお洗濯

irono-senntaku.jpg


みんなで作ったいろがみ。

大人になってもこういう事は楽しいです。
紙の上に、ただ色をのせていく作業。
単純で、誰にでも出来て、上手い下手がないからストレス溜まらない。笑
幼稚園の時に使ってたクレヨンや、パステルとか、家に余ってるマーカーとか、
特別良い画材道具じゃなくてもじゅうぶん良い味出せます。
なんか、創ってる感覚じゃなくて、心を開いていく作業のような気がします。
色をぶつけてみたり、ぼかしてみたり、混ぜ合わせたり。
こういうのは人とお喋りしながらやるのが一番です。

これから、これらを使って絵を創ります。
まだどう使うか決めてないけど、
どんな感じになるのかとっても楽しみ。

たまにはこういう休日もいいな。
みなさんもお試しあれ。


tsukuru.jpg

どこにかえる

どこにかえる


作家活動をしていこうと心を決めてから4年がたって、今わかったことは、
自分が思う作家活動とは基本的に「明日が無い生き方」をせねばいけないという事です。
明日を自分のために願ったり祈ったり、
そんな事をすると結局自分の首を絞める事になります。

それはあくまで、私自身の生き方において、ですが。

願ったり祈ったりするという行為は、追いかける行為と似ています。
私は、自分の人生のために、何かを追いかける事をしたくありません。

追いかけたり求めたりする事は、それを信じる事には繋がりません。
それらはもっと心の純粋な人がすべき事のような気がしますし、
明日が無い生き方をしている私にとって、純粋さが一番私自身を支えているというものでもありません。
私はただ素直に「正直な生き方」がしたいだけなのだと、最近になって思います。

願うという行為については、他人のために使うものでありたいと思います。
なぜなら、他人の事は、私がどう手を差し伸べようとも、
結局その人自身が動かなければ何にもならない事だからです。
だからそういう時、願ったり、祈ったりします。
私の、素直に正直に生きたいと思う気持ちは、そこから来ていて、
そして人の幸せが自分の幸せの一部になった時、
一瞬、人生は素敵ねと思えます。

その一瞬もまた、追うものじゃないからこそ、いいんだよね。

青に崇める

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ずるをしたり、欲張ったり、投げやりになったり、頑固になったりすると、
いつまでたっても決着が着かないし、だらだら長生きしてしまう。

長生きは良くない。
小さくであっても、生きて死んでいくものを何度も自分の身をもって
見届けなければいけない。
そしてまた新しく産まなければならない。

うまい具合に、自分を長生きさせようなんて思うもんじゃない。

最近はなんだか、そう言われている気がしてならない。

雷雲

kaminari.jpg


前に進みたい時は、願わずにその想いを心に秘めること。
願っているうちは、運も寄って来ないし正しさを見極めるのが困難になる。
ただ目の前にある、やるべきことにただ誠実に一生懸命になること。
そうして、自分が、誰かの願いの対象になったとき、その人の夢や願いが叶う。
きっと。そう思っている。

四季の影を追う白い蟲

yamayama.jpg


色んな事に気付いていく事が、私は成長する事のきっかけだと思っています。
でも気付いていく事は、なんて苦しいんだろうと思います。
何も知らなかったふりをし続けたり、気を紛らわせたり、
という選択も自分の力で出来るはずなのに、
最終的にはいつも、ちゃんと真実と向き合いたくなります。
そして、ちゃんと自分の中に受け入れたいと思います。

最近は、毎日毎日心が脱皮をしているような気分で、
どうも落ち着きがありません。
いまに始まった事ではないけれど、また今年もこういう時期が来たんだな
という感じです。
これが答えだ、と思っていても、次の日には新しい答えが待っていて、
自分の体がついていかないぐらい、どんどん真実に近づいていく感覚があります。
毎日、あれも違う、これも違う、という感じ。
おかげで体の調子はそんなに良いほうではないけれど、
弱弱しい時ほど、私はものをちゃんと考える頭を持てているし、
しばらくは、このままでもいいかなと思っています。

大人になればなるほど、自分はもっと大きな人になるのかと思っていましたが、
どうやら違うようです。
どんどん子供になっていきます。
一番自分が楽しい事や、一番悲しい事は、全て子供時代にありました。
幼い頃から知っていたはずなのに、見落としてきてしまった、
見てみぬふりをしてきてしまった事で起こってしまった出来事への罪悪感があるのかもしれません。
しれません、というか、それが大きく占めているような気がします。

それが自分にとって良いことなのかどうかは分かりません。
ただひとつ言える事は、私が絵を描いていなければ、
そんな事は考えもしなかったということです。
それは嬉しい事であり、悲しくもあり、覚悟をしなければならないという事です。

これからの人生に、いくつ覚悟をしなければならないんだろうと、
そんな事をぼんやり考えながら眠りにつきます。

力強く生きる事はもうしません。
ただ、大事に生きたいです。

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
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http://ohtsuki.rillfu.com

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