KanaOhtsuki * One day One picture

■大槻香奈の日記■

社会と私の水平線

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絵のことを考えたとき、それは描こうという意識のもとではなく本当は無意識に創られた物体だと思う。
絵のコンセプトとは、その制作中の無意識を言葉にしただけで。
無意識に描かれた絵とはただ、いわば自分の生きてきた人生を何も考えずに全て他人に見せるようなもので。
無意識こそ純粋な心であって、でもだから常に私自身がいちばん自分の無意識にがっかりさせられる。
純粋に考えるという事は、そこから必ずしも美しいものが生まれる訳ではないし、
受け入れたくない自分の悪さも知る事になるからだ。

しかし、自分の無意識を見せてくれ、そして成長させてくれた自分の絵にとても感謝することがある。
「絵を描く自分」と「絵を見る自分」の二人が同時にそこにいて、
絵は絵を見ている自分自身よりももっと人間らしいもので、リアリティを持った生き物だと思う。
それを、他人の好き嫌いで判断されるのが絵の運命である事も知ってる。
だから絵を描いて発表するって事は、何かを期待してはいるけれども、
実際のところ絵を人に理解してもらえなかった場合は
その時は言葉で何を説明していようが、もうどうでもいいんだと。
いつでも絵を辞められるように、次の個展で絵は最後にしようと覚悟を持つこと。
私がやっている事はたぶんそういうことだって自覚しなきゃいけないと思う。
それで、世界の底辺と頂上を見ていられるようにもっと遠くへ行こう。

:::

ところで、地平線と区別するために水平線って言葉を使いたくて、それを英単語に変換したいのに、
どっちもhorizonしか表現方法は無いのかな。ちょっと寂しい。
昨日は10月のアメリカ展覧会に出す作品をようやく決めました。
あとちょっと、体調崩さずに頑張ろう…!

20090827

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当たり前の話だけど、パソコンは機械なんだよなあ。
なんで一人で、機械に向かってわざわざブログに日記つけてるんだろうと、
ふと我に返ってしまった。
と思いつつ、今日も更新しているわけですが。

誰かに対する感謝の気持ちとか、ここで言うんじゃなくてちゃんと会いに行くつもりでいよう。
それが無理ならお手紙でもいい。
ネットを通して特別な何かをしている訳じゃないけど、パソコンに向かっていると自分がどこか駄目になると思った。
ネットを通しての交流ってリアリティが無いんだなあって当たり前の事に気付く。
自分がどんどん無表情になっていく感じ。
それなのに口が勝手に動いて言いたい事を言ってしまうような、
とても不自然な状態でいるような気がする。
これは駄目だよね。


そういえば話は変わるけれど、前の日記に、
自分の肩書きは誰かに決めてもらう事でいいやみたいな事を書いたけど、
ほんと自分の事は他人が判断すればいいやと改めて思った。
自分を成長させたり、自分を最終的に創るのは自分自身であって他人ではないし、
他人が自分に対してどのような意思を持ってるかなんて、
ある意味では自分には関係ないんだなあっていうか。
ありのままの自分でさえいれば何も変わることはないんだなーと。
良い意味で心がひとりになれた気がする。
自分の事を全く知らない人たちの世界に、ふと入ってみたいような気がした。


またまた関係ない話だけど、やっぱり昼間の散歩はいいなーって思う。
↑この写真とかね、水に逆さまの景色が写ってるだけで嬉しくなる。
風は無くて、水の流れる音なんかしてないのに、水に近づくと独特の不思議な微音が聴こえる。
(これ伝えにくいなあ…)
自然は良い意味で油断ならなくて、そんな僅かな事に夢中になりたい今日この頃です。

アンを探して*試写会

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20日は京都で「アンを探して」の試写会にお招きいただきました。
記念に1枚、主人公の杏里が描いたっていう勝手な設定でドローイングしました。↑

先月末に東京で行われた完成披露試写会にも呼んでいただいたので、京都では二回目の鑑賞でした。
オープニングの映像からかなり気持ちいいです!
東京試写会では2列目の席をいただく事が出来、前列にはカメラを持った報道陣がずらり!
あ~テレビで見るこの感じ!!とちょっと興奮気味でした。
宮平貴子監督とユリ吉村ガニオンプロデューサー、そして主演の穂のかさんとロザンナさんが
舞台挨拶をされました。

主演の穂のかさんはお若いですがとても落ち着いた口調で話されていて、
役作りの為にひとりでもカナダへ足を運ばれたそうで、途中空港などでトラブルがありつつも
映画作りはとても前向きに、製作中のエピソードの色々を聞くと
彼女の杏里という役作りに対してのひたむきさ、情熱を感じる事が出来ました。
また本当に心から楽しい撮影場だったと、何度も話されていました。
そのことについてロザンナさんも同じ思いでいらっしゃったようで、
映画を見ると「なるほど!」といった感じ。
観客である私にもその幸せが伝わってきました。
映画という作られた物語から、湧き上がるリアルな感情を重ねていらっしゃったのかもしれません。
穂のかさん演じる杏里も、ロザンナさん演じるマリも、素敵な理想の女性像で美しかったです。

ちょっと関係ない話ですが、最後の字幕で自分の名前が英字で出てきたときはテンション上がりました。
そっか!私いちスタッフだったんだ!って改めて感じて嬉しかったです。


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私の絵は主人公の杏里が描いたイラストとして登場しますが、
思いのほか、はじめて自分の絵を客観的に見れたような気分でした。
私ではなく、杏里という17歳の少女が描いている絵として見た時に、
私は素直に優しい気持ちで描いたつもりなのですが
スクリーンに映った瞬間、思いのほか絵が強い印象でびっくりしました。
じゃあ…普段私が描いている絵って、自分が思っているよりめちゃくちゃ強い印象なのかな…
と思ったり、まさかここで客観的視点が生まれるとは思ってもみませんでしたが。笑
絵が登場して杏里の内面って実はこんな感じだったんだな~とわかる感じが良くて、
私の絵を選んでくださったのもきっと監督の意図するところだったんだなあと。
映画が終わると、お客さん達に「あなたの絵素敵だったわ!」と言って頂けたり、
映画監督のクロードガニオンさんにもお声かけていただいて嬉しかったです*


それにしても…失礼な話かもしれませんが、
宮平監督と私はそんなに年が離れている訳でもないのですが、とてもエネルギッシュに活動されていて、
監督のお人柄はもちろんのこと、大勢の人たちの中心になって良い作品を作っていらっしゃる事が
私にとってとても力をもらえる存在で、はっと目が覚めたような気分でした。
素晴らしいです*
映画をはやく皆さんにもお見せしたいです!

20090819b

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携帯待ち受けサイト「待受★ジャム」が好評のようで嬉しいです。
サイト宛にファンメールも頂いていたようで、ちゃんと読ませていただいております!
どうもありがとうございます。

http://ohtsuki.blog102.fc2.com/blog-entry-353.html

今月は「夢色金魚」「き」「せ」「再生回路」「たまごみたいなの」の5作品が更新されています。
夢色金魚がアクセス数ランキング1位になっていました*
来月も真面目に更新いたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

20090819a

myhome-01.jpg


「画家」という人間と「芸術家」という人間がいて。

これらふたつの違いを個人的見解で説明すれば長くなりそうなので辞めておきますが、
芸術家に関しては英語で言えばアーティストの事であって、
その「アーティスト」という言葉自体、最近広い意味で用いられすぎていて
私としては今やもう「芸術家=アーティスト」ではないんじゃないかな…と考えているので、
あえてここでは芸術家と書く事にしたいと思います。

画家に自分の絵を見せれば「あなたの絵はマンガっぽいね」と言われるし、
芸術家に自分の絵を見せれば「あなたの絵はイラストレーションだね」とたいがい言われる。
それを言われていつも再確認するのは、私の目的は絵を描く事には無いのだということ。
絵描きという職業としての自信は無いし、自信を持とうとも思っていないというか。
私は以前から自分の事をイラストレーターではないとは思っていたけど、
もっと言えば世間的に言うアーティストでも画家でも芸術家でも無いような気がしてきた。
自分から職業を名乗るのは間違っていて、他人に決めてもらうしかないような、そんな気がする。
いつも自分の目的が絵とは違う場所にあって、今までそれに向かうために絵があった。
目的の為に絵が必要ない時も後々出てくる事だろう。

正式な場で自分の事を人に紹介しようとする時、いつも困る。
自分の肩書きって何ていえばいいのだろうか。
「大槻香奈です」って事しかはっきり言えない。
私は大槻香奈を生きてるだけだと思うし、自分に今必要だと思う事しかしていない気がする。
今年絵に描いたテーマを来年も描こうとは思わないし、人のリクエストに応えることもほとんど無い。
昔描いていたような絵を、今はもう描かないのですか?と度々言われる。
それに応えられない事を、本当に申し訳なく思うこともある。
でもそれは例えば、私は今25歳であって「大槻さん、いま17歳の年齢に戻ってくれませんか?」と
人から頼まれる事とと同じぐらい不可能な話なのだ。
一度描いた事があるものはその一点の作品の中に、
その時にしか分からなかった真実やその時の自分の本質が込められていて、
そこから自分が成長すれば、もう以前描いていた様な絵は描けなくなっているし、
過去の絵を今真似して描けば、それは嘘になってしまうから描きたくないのだ。
むしろ、昔の絵は昔に描きつくしているし、その当時描き残した作品たちで十分だ、
という気持ちでいる。
お客さんにお願いする事があるとすれば、その1枚の絵から、
今ではもう表現不可能な感情や力や(と言えばいいのかどうかは分からないが)
そこにしか無かった何かを感じて欲しいと思う。

自分にとって今絵を描く事は意味のあることだと思っているけど、
自分の絵に振り回されたくは無いと思う。
あくまで大槻という人間の成長を助けるために自分の絵が存在していて欲しい。
そしてそこには誰かの為に描きたいという思いも同時に存在している。

何でそういうスタイルで絵を描いているのかと問われれば、
おそらく自然現象が自分に与えた試練に従っているだけなんだろうなと思う。
私にとっての神様は自然そのもの。
神様は自分を守ってくれるような存在じゃなくてただそこにあるだけで、
私が勝手に神様からの挑戦状を受けて立っているような気分だ。

なんか、もっと苦しめといわれているような気がしてならない。
苦しんでいない時の自分を、まだまだ神様から認めてもらっていないような気がする。
その苦しさは忍耐って事じゃなくて、成長する事そのものだと感じる。
たぶん死ぬまでこういう感じなのかもしれないな。
がんばらなくっちゃ。

20090815

hakohako


すごいね。
ずっと諦めずに自分の頭で考えていれば、思いもよらない答えがわっと出てくる瞬間がある。
それが単純に人から貰った答えだと一瞬にしてそれは消えてしまう。
だけど自分が生み出したものはきっと死ぬまで自分の中に残っている。
そういうものが見えてくるまでは一人でいたほうがいい。
同じ失敗は何度も繰り返したくないし、同じ悩みを何度も抱えたくないし。
だけどその答えにたどり着くまでに色んな人からヒントを貰っているはずで、
何気ない日常の出来事だったり自然現象であったり、そういうものに心から感謝。
一杯のコーヒーを飲むだけでも、水の音を聴くだけでも、外に出た瞬間の気温の差を感じるだけでも、
そこから大きな意味が生まれている。
問題は自分自身のそれらに対する感じ方なのだ。
気分転換なんて振り返ってみれば結局何の身にもなってないけど、
次の山を乗り越えたときにはまた自分にご褒美をあげよう。

■NEWS(32)■ 「待受★ジャム」作品待ち受け画像・配信開始

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大槻香奈の作品が、「待受★ジャム」(PC版ウェブ:http://www.epicturez.com/site_jam.php)からダウンロードできるようになりました。

月額315円で、下記のアーティスト、イラストレーターの待ち受け画像がダウンロードし放題となっております。

大槻は今のところ月に5点ほど、配信作品を増やしていく予定です。
画像のQRコードから携帯のサイトへ移動できますので、よろしければ是非ご覧ください。

アクセス方法は

DoCoMo
iMenuメニューリスト待受画面/フレームアート「待受★ジャム」

au
トップメニューカテゴリ検索待受・画像・キャラクター風景・アート「待受★ジャム」

SoftBank
メニューリスト壁紙・きせかえアレンジアート・フォト・写メールアート・フォト「待受★ジャム」


■参加アーティスト■
Rockin' Jelly Bean・ワカマツカオリ・中村佑介・水森亜土・feebee・スギザキメグミ・DEVILROBOTS・
SPUNKY BIRD・MAD BARBARIANS・中野恵美・てりィ'S Factory・29970・Graphers Rock・
OGIgraphics・mizuka・赤雪姫・深谷友一朗・キン・シオタニ・なめ猫・星ぽえ夢・紀平桃佳・
コモリマユコ・mamico.・JUNICHI・Nao・ヤスダミチアキ・小田切竜太郎・ツバキアンナ・hi-dutch(FRF)・
いぬしげ・町田レトロ・ナカザワショーコ・もんちほし・セーラーチェンソー・OGA ・大槻香奈

■概要■
[月額¥315(税込)] TV・雑誌・Musicシーンやストリートで活躍中の最強アーティスト総勢30名以上集結!!
イラスト6000点以上取り放題!Cool&Stylishの決定版なら待受★ジャム!


古い作品たちも待ち受け画面として登場させていく予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。


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■NEWS(31)■ KAREN 「sunday girl in silence」CDアルバム

sunday girl in silence


sunday girl in silence
(2009/08/26)
KAREN




KARENの2ndアルバム"sunday girl in silence"の絵を大槻香奈が制作いたしました。
今回は表1の絵の制作のほか、ブックレット内の写真もさせて頂きました。
CDのアートディレクション・デザインは中村至宏Rillfu)によるものです。
2009/8/26 に発売!是非お手にとってお聴きください。

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■KAREN official (myspace) ■

http://www.myspace.com/karenofficial

Vo / アチコ
Gt,Cho / 木下理樹(ART-SCHOOL)
Gt / 戸高賢史(ART-SCHOOL)
Ba / 仲俣和宏(downy)
Dr / 秋山隆彦(downy)


■アーティストについて■

2005年、ART-SCHOOLの木下理樹と戸高賢史、
現在活動休止中のdownyの仲俣和宏と秋山隆彦を中心に結成。
その後、ヴォーカルに元on button downのアチコを迎え、都内を中心にライブ活動を開始。
MARK GARDENER(ex.RIDE)やSMOOSHなど海外のアーティストとの共演も数多く果たすなど、
その演奏力、楽曲のクオリティの高さを証明している。
2008年5月にデビューアルバムを発売、各方面から好評を得る。満を持して2nd ALBUM遂に完成!


■内容紹介■

前作「MAGGOT IN TEARS」では、このオルタナ/ポストロック感満載のメンバー編成からは
想像できない程のポップな音源を作り上げたKARENだが、今作では各メンバーの個性が
しっかりと主張し、ポップな中にも濃厚な彼らの世界観を構築している。
また、マスタリング、「SILVER「ENEMY」のMIXは前作に引き続き木村カエラ、中島美嘉から
DJ KRUSHまで幅広く手掛けるエンジニア三好敏彦(HAL STUDIO)によるもの。
ライブでも定評のあるこの2曲は特に必聴!!三好氏の作業を経て、
KARENの音はより深みを持ちキラキラと輝きを増す。
5000枚以上を売り上げた前作を凌ぐ傑作が完成!
MARK GARDENER(ex.RIDE)やSMOOSHなど海外のアーティストとの共演も数多く果たすなど、
その演奏力、楽曲のクオリティの高さは既に証明済みであるただの各メンバーのサイドプロジェクトにあらず!
ART-SCHOOL / downy / on button downのファンならずとも要チェック!
是非一度KARENの世界に触れてみてください。

CD (2009/8/26)
ディスク枚数: 1
フォーマット: Original recording
レーベル: DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECT

※以上プロフィールはamazonページより。

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作家 : 大槻 香奈

Author:作家 : 大槻 香奈
美術作家/イラストレーター
お問い合わせは以下の大槻香奈Webサイトよりお願い致します。

http://ohtsuki.rillfu.com

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